| 年齡 | 50代 |
|---|---|
| ご相談者様の状況 | 被相続人の息子・娘 |
| 遺産の種類 | 不動産・現金・預貯金 |
| ご相談分野 | 遺産調査/相続登記/遺産分割 |
| 担当弁護士 | 菰田 泰隆 |
| 解決までの期間 | 約12ヵ月 |
ご相談時のご状況
ご依頼者様は、お母様が亡くなられた後、弟様との間で遺産分割を進めたいとご相談に来られました。相続人はご依頼者様と弟様のお二人で、遺産にはマンション、弟様が居住する土地・建物、預貯金などがありました。
相続人間で大きな争いが生じていたわけではありませんが、ご依頼者様は弟様の金銭管理や今後の生活を心配されていました。口頭で分け方を決めるだけではなく、専門家が作成した遺産分割協議書で内容を明確にしたいとのご希望でした。
また、お母様が所有していた山林について、所在地や所有状況が十分に分かっていませんでした。ご自身で関係先に問い合わせても手続が難しく、不動産の調査についても当事務所にご依頼いただきました。
解決に向けた当事務所のアドバイス・対応
当事務所では、不動産の登記情報を確認するとともに、自治体から名寄帳を取得して、所在が分からなかった土地や家屋を特定しました。預貯金についても、通帳や定期預金証書の情報、残高証明書の取得状況を確認し、遺産分割協議書に記載する財産を整理しました。
ご依頼者様の意向を改めて確認したうえで、把握した財産をすべて記載し、預貯金は二人で分ける方針で協議書を整えました。不動産については、弟様が居住する土地・建物を弟様が、マンションと山林等をご依頼者様が取得する内容としました。後日新たな遺産が見つかった場合の取扱いも定めました。
弟様に協議内容を説明するため、分け方と手続の流れを伝える書面も作成し、ご依頼者様にお渡ししました。相続登記については司法書士部門と連携し、登記費用の見積書、押印が必要な書類などをそろえて、ご依頼者様にご説明しました。
その後、遺産分割協議が成立し、協議内容に基づく相続登記を進めました。相続登記は2026年9月末に完了しました。
解決にあたってのポイント
本件では、分け方を決める前に、所在地が分からなかった不動産も含めて財産を整理したことがポイントとなりました。ご家族が把握している情報だけでは特定できない財産について、名寄帳や登記情報を確認し、協議書に反映しました。
また、弟様の生活に関するご依頼者様の心配を伺いながら、相続財産の分け方を改めて確認しました。協議書に加えて説明書面を用意することで、ご依頼者様が弟様に内容を伝える際の支援を行いました。
遺産分割協議書の作成にとどまらず、登記に必要な書類と費用の案内まで準備し、司法書士部門との連携により相続登記の完了につなげました。