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解決事例一覧

連絡が取りづらい相続人との遺産分割を整理し、不動産売却まで完了した事例

2026.04.07
年齡 60代
ご相談者様の状況 相続人本人
遺産の種類 不動産・上場株・現金・預貯金
ご相談分野 相続手続/相続登記/遺産分割
担当弁護士 久富 達也
解決までの期間 約5ヵ月

ご相談時のご状況

ご相談者様は、お母様のご逝去に伴う遺産整理についてご相談に来られました。
遺産の大枠は把握されており、預貯金の入出金履歴も通帳から確認できる状態で、一部資金はご相談者様が引き出し保管されていました。
遺産の内容は主に以下のとおりでした。

現預金

約1,000万円

不動産(実家)

売却後の手残り見込み約1,000万円

株式

80株

不動産については売却方針であるものの、相続人である弟様との遺産分割協議が進んでおらず、手続きが停滞している状況でした。
特に、

  • 弟様と連絡が取りづらい
  • ご相談者様ご自身も心理的な負担が大きく、話し合いを進められない

といった点が大きな課題となっていました。
また、任意後見契約公正証書が作成されているものの、発効状況が不明であり、法的整理の必要性も考えられる事案でした。

解決に向けた当事務所のアドバイス・対応

当事務所では、まずご相談者様が主体的に話し合いを進められるよう、
実務的かつ現実的な分割案をご提案しました。
具体的には、「遺産総額を概ね2,000万円と整理し、双方1,000万円相当ずつ取得する前提で、不動産を取得するか現預金を取得するかを弟様に選択いただく」というシンプルな方針を提示しました。
そのうえで、状況に応じた関与レベルとして以下の選択肢をご案内しました。

  • 協議成立後の遺産分割協議書作成
  • 協議内容の整理・助言を含めたサポート
  • 交渉困難な場合の代理交渉・調停対応

結果として、当事務所の助言を踏まえ、ご相談者様と弟様との間で協議がまとまり、当事務所にて遺産分割協議書を作成いたしました。
その後、

  • 金融機関での預貯金解約手続き
  • 不動産の相続登記
  • 株式の名義変更

まで一括して対応し、遺産整理を円滑に完了させました。

解決にあたってのポイント

本件のポイントは以下の3点です。

① 分かりやすい分割方針の提示

相続人間で感情的な対立や意思決定の停滞がある場合、
「選択肢を提示する形」にすることで、協議を前に進めやすくなります。

② 不動産の評価に関する実務的整理

不動産は評価方法によって分割の公平性に影響が出ますが、
本件では売却前提として概算価値で整理することで、早期解決を優先しました。

③ 手続きの一括対応による負担軽減

相続は、協議だけでなく、金融機関対応・登記・株式手続など多岐にわたります。
これらを一括して対応することで、ご相談者様の心理的・実務的負担を大きく軽減しました。

本件のように、「大きな争いではないが、話が進まない相続」についても、適切な整理と関与により、スムーズな解決が可能です。

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