| 年齡 | 60代 |
|---|---|
| ご相談者様の状況 | 被相続人の兄弟 |
| 遺産の種類 | 不動産・現金・預貯金 |
| ご相談分野 | 相続登記/遺産分割 |
| 担当弁護士 | 松﨑 洋二 |
| 解決までの期間 | 約4ヵ月 |
ご相談時のご状況
相談者の実兄が亡くなり、相続が発生しました。実兄には配偶者や子どもがおらず、また父もすでに亡くなっていたため、相続人はきょうだいである相談者となります。
しかし、亡父には前妻との間に子(いわゆる腹違いの兄)が存在しており、その方はすでに亡くなっていたものの、その子が代襲相続人として相続人となる状況でした。
相談者は行政書士に依頼し、法定相続情報一覧図や財産目録の作成までは完了していましたが、もう一人の相続人である腹違いの兄の子とは全く面識がなく、どのように連絡を取ればよいか分からず不安を感じていました。
また、行政書士では相手方への代理交渉ができないため、相続人間の連絡や遺産分割の調整を任せたいとのことで、弁護士へのご相談となりました。
解決に向けた当事務所のアドバイス・対応
当事務所では、まず相手方の意向を確認するためのプランで受任し、代理人として連絡を行いました。
相手方は、ご自身が相続人であること自体を認識していない可能性もあったため、まずは相続関係や代襲相続の仕組みについて丁寧に説明するところから対応を開始しました。
そのうえで、遺産分割の具体的な提案として、一定の金額を相手方にお渡しし、残りの財産は相談者が取得するという内容をご提案しました。
相手方は、今回初めて相続の事実を知ったこともあり当初は驚かれていましたが、丁寧な説明と合理的な提案内容により、ご理解をいただき、最終的には円満に合意に至りました。
その後、遺産分割協議書を作成し、相続手続きを完了しました。
解決にあたってのポイント
本件のポイントは、面識のない相続人との交渉を、専門家である弁護士が間に入ることで円滑に進めることができた点にあります。
特に、相手方が相続人であることを認識していないケースでは、最初の説明の仕方や対応の丁寧さが非常に重要となります。
当事務所では、法的な説明を分かりやすく行うとともに、相手方の不安や疑問に配慮しながら交渉を進めたことで、感情的な対立を生じさせることなく、スムーズに遺産分割協議を成立させることができました。
このように、相続人同士で直接連絡を取りづらいケースでも、弁護士が代理人として関与することで、円満かつ迅速な解決が可能となります。