| 年齡 | 50代 |
|---|---|
| ご相談者様の状況 | 相続人本人 |
| 遺産の種類 | 不動産・現金・預貯金 |
| ご相談分野 | 遺産分割 |
| 担当弁護士 | 國丸 知宏 |
| 解決までの期間 | 約6ヵ月 |
ご相談時の状況
依頼者様は、父の相続に関し、不動産を中心とした遺産分割協議が長期間進まない状況に悩まれていました。相続人は依頼者様のごきょうだいの他、すでに亡くなられているごきょうだいのお子様も含まれる代襲相続が発生しており、相続関係は複雑な状態でした。
主な遺産は被相続人名義の不動産でしたが、誰が取得するのか、売却するのか、他にも不動産が存在するのではないか、固定資産税などの負担をどうするのかといった点について意見がまとまらず、話し合いを試みるたびに感情的な対立が生じ、当事者同士での協議が事実上困難な状況となっていました。
こうした中で、依頼者様は「自分たちだけで話を進めるのは限界がある」「第三者に入ってもらい、法的に整理してほしい」と考え、当事務所へご相談に来られました。
当事務所の対応
当事務所では、まず戸籍の収集を行い、相続人の範囲を正確に確定させました。あわせて、不動産の登記情報や関係資料を確認し、本件で対象となる遺産の内容を明確にしました。
そのうえで、当事務所が相続人全員との窓口となり、書面や連絡を通じて情報を共有しながら協議を進める体制を整えました。依頼者様が直接対応しなくてもよい形を取ることで、感情的な対立を避けつつ、法的な観点から話し合いを進めることが可能となりました。
協議の過程では、不動産の取得者が決まらず、共有にしたいとの意見も出ましたが、将来紛争につながりやすいリスクについて説明を行い、現実的かつ公平性のある解決案に整理していきました。相続人間で意見が揺れる場面もありましたが、その都度、当事務所において意向を整理し、内容を反映させた遺産分割協議書案を作成し、調整を重ねました。
こうしたやり取りを積み重ねた結果、最終的に相続人全員が合意できる内容で遺産分割協議書を成立させることができました。
解決のポイント
本件のポイントは、話し合いそのものが停滞していた相続案件において、弁護士が当事者間の調整役となり、協議を前に進めた点にあります。
相続では、不動産が関係すると利害が大きくなり、法的な問題だけでなく、過去の家族関係や感情が強く影響することも少なくありません。本件でも、当事者同士で話を進めることが難しい状態が続いていました。
当事務所では、相続関係と遺産内容を客観的に整理したうえで、相続人全員に対して統一した情報提供を行い、感情論と法的論点を切り分けながら協議を進めました。また、遺産分割協議書を単なる書類ではなく、合意形成のためのツールとして活用し、内容を丁寧に調整したことが、最終的な合意につながりました。
まとめ
相続の話し合いが進まない場合、「もう解決できないのではないか」と感じてしまう方も少なくありません。しかし、弁護士が間に入り、相続関係や不動産の状況を整理し、当事者同士の緩衝役を担うことで、停滞していた協議が動き出すこともあります。
当事務所では、遺産分割協議書の作成だけでなく、話し合いが進まない段階からの整理・調整・交渉にも対応しています。不動産相続で揉めている場合や、長年相続が放置されている場合でも、状況に応じたサポートをご提案いたします。
相続でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。