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解決事例一覧

争いのない相続を安心してまとめるための遺産分割協議書作成事例

2025.12.20
年齡 60代
ご相談者様の状況 相続人本人
遺産の種類 不動産・現金・預貯金
ご相談分野 遺産分割
担当弁護士 久富 達也
解決までの期間 約1年2ヵ月

ご相談時の状況

依頼者様は、被相続人である父母の相続について、姉との間で遺産分割協議を進める必要がありました。相続人同士の関係は良好で、大きな対立や争いがあったわけではありませんでしたが、どのような内容で遺産分割協議書を作成すればよいのかという点に不安を感じておられました。
父母それぞれの相続が発生していることから、遺産分割の整理方法や協議書の書き方を誤ると、後々の誤解や手続上の支障につながる可能性もあります。依頼者様としては、姉との関係を大切にしながら、将来に不安を残さない形で相続をまとめたいと考え、ご相談に至りました。

当事務所の対応

当事務所では、まず被相続人である父母それぞれの相続関係と遺産内容を整理し、遺産分割協議書にどのような構成と表現が必要かを確認しました。そのうえで、依頼者様と姉の双方が内容を正確に理解できるよう、遺産分割協議書の案を作成しました。
作成の過程では、金額の記載方法や表現の仕方について細かな確認と修正を行い、一度で決め切るのではなく、必要に応じて見直しを重ねながら内容を整える対応を行いました。相続人双方が安心して合意できる形にまとめ、無事に遺産分割協議書を完成させることができました。

解決のポイント

本件のポイントは、当事者間で揉めていない段階から専門家が関与したことにあります。相続では、争いがない場合でも、協議書の内容や表現次第で、後から「そんなつもりではなかった」という問題が生じることがあります。
当事務所では、将来のトラブルを防ぐという観点から、協議書の文言や構成を丁寧に確認・調整しました。その結果、当事者間の関係を損なうことなく、安心して合意できる形で相続をまとめることができました。

まとめ

相続は、揉めてから専門家に相談するものと思われがちですが、実際には揉めていない段階でこそ、専門家のサポートが有効なケースも多くあります。本件のように、協議書作成の段階から関与することで、当事者同士の不安を解消し、将来のトラブルを未然に防ぐことができます。
当事務所では、争いの有無にかかわらず、ご家族の状況に応じた相続手続のサポートを行っています。安心して相続をまとめたいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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