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解決事例一覧

長年未整理だった相続を協議で解決した不動産相続の事例

2025.12.17
年齡 60代
ご相談者様の状況 相続人本人
遺産の種類 不動産・現金・預貯金
ご相談分野 遺産分割
担当弁護士 國丸 知宏
解決までの期間 約1年3ヵ月

ご相談時の状況

依頼者様は、父母がそれぞれ亡くなった後、相続手続が長年手付かずのままになっていることに不安を感じ、ご相談に来られました。遺産には複数の不動産が含まれており、名義も父名義、母名義、共有名義と複雑でした。さらに、預貯金や動産など細かな財産もあり、どこまでが遺産に含まれるのか整理が必要な状況でした。
依頼者様自身が相続人間の調整を行うことに負担を感じており、弟・妹との話し合いや書類のやり取り、相続登記までを含めて、専門家に一括して任せたいと考えておられました。

当事務所の対応

当事務所では、まず父母それぞれの相続について、相続人関係と遺産の範囲を整理するところから着手しました。戸籍の取得や財産資料の確認を進め、不動産については評価資料や固定資産関係書類をもとに整理を行いました。
そのうえで、父母それぞれについて遺産分割協議書の案を作成し、内容を依頼者に確認した後、相続人全員へ送付しました。弟・妹への説明や書類の回収についても当事務所が窓口となり、依頼者様の負担を軽減しながら協議を進めました。
無事に協議が整った後は、当事務所グループ内の司法書士と連携して相続登記および抵当権抹消手続きを進め、すべての登記手続が完了しました。

解決のポイント

本件では、相続開始から長期間が経過していた点と、不動産の名義や形態が複雑であった点が大きな特徴でした。個別に対応していくと時間と労力がかかる内容でしたが、遺産の全体像を一度整理し、協議書作成から登記までを一括して進めたことで、手続きをスムーズに進めることができました。
また、相続人間の調整を当事務所が担うことで、依頼者様が直接やり取りする負担を減らし、協議による円満な解決につなげることができました。

まとめ

相続手続は、時間が経つほど複雑化しやすく、不動産が関係する場合には登記や名義の問題も重なります。本件のように、相続開始から年数が経過していても、専門家が全体を整理することで、協議による解決が可能です。
当事務所では、遺産分割協議から相続登記、手続完了後のご相談まで、一貫したサポートを行っています。相続手続が進まずお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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