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解決事例一覧

父からいきなり申し立てられた遺産分割調停を解決したケース

2025.07.17
年齡 40代
ご相談者様の状況 被相続人の息子・娘
遺産の種類 不動産・現金・預貯金・生命保険金
ご相談分野 遺産分割
担当弁護士 國丸 知宏
解決までの期間 約6ヵ月

ご相談時の状況

ご相談者様は、母親が亡くなり、相続人は父親と3人の娘であるという状況でした。父親から送られてきた遺産分割協議書に対して、財産の全体像や分割方法の妥当性に疑問を抱いていました。特に、父親は自分の意見を否定されることを極端に嫌い、反論されると徹底的に攻撃的になるタイプであり、協議による解決は非常に困難な状況でした。さらに、3人の娘全員が父親との関係が非常に険悪であるため、直接的な話し合いは避けた方が良いと考えていました。

また、父親が「裁判所に決めてもらう」と言っていたものの、実際にどうするつもりかは不明な点が多く、対応が困難でした。三女は相続放棄を検討しており、すでに相続放棄の手続きを進めている状況でした。

解決に向けた当事務所のアドバイス・対応

当事務所では、まず遺産の全体像を把握するために詳細な財産調査を実施しました。この調査により、相続財産の内容を明確にし、その後、遺産分割協議を進めるべきか、あるいは相続放棄をするべきかを慎重に検討しました。

さらに、父親が遺産分割調停を申し立てる可能性があったため、調停を見据えたアドバイスも行いました。具体的には、調停に備えた準備を進めるとともに、三女の相続放棄手続きの進行状況も確認し、適切な対応ができるようにしました。調停が申し立てられた場合に備えて、事前に手続きを進め、もしもの時にも慌てることなく対応できるよう準備を整えました。

解決にあたってのポイント

相談者が当事務所にご相談後、予想通り父親から遺産分割調停が申し立てられました。調停が申し立てられた際、当事務所では事前にアドバイスを行っていたため、慌てることなくスムーズに調停手続きを進めることができました。

調停を通じて、最終的にはすべての相続人が納得できる形で遺産分割が決定しました。調停の過程で、感情的な対立を避け、冷静に法的に適切な解決策を提示できたことが、円満な解決につながった大きな要因です。

このように、当事務所では相続に関する複雑な問題に対して、冷静かつ戦略的に対応することで、お客様の負担を軽減し、円満な解決を目指しています。相続に関するトラブルでお困りの方は、ぜひご相談ください。

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