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解決事例一覧

期限までわずか10日の状況で、裁判所との緊密な連携で相続放棄の手続きを期限内に完了できた事例

2025.03.06
年齡 30代
ご相談者様の状況 被相続人の息子・娘
ご相談分野 相続放棄
担当弁護士 中山 恵
解決までの期間 約2か月

ご相談時の状況

依頼者は、お父様(被相続人)の相続放棄を希望していましたが、その期限まで残りわずか10 日しかない状況でした。
さらに、その期間の大半がゴールデンウィーク(GW)に重なっていたため、実際に業務が稼働できる日数はわずか3日しかなく、裁判所の休業日を考慮すると期限内に手続きを完了できるか非常に厳しい状況でした。

被相続人と依頼者は特別に仲が悪かったわけではなく、依頼者は時折実家を訪れていました。
また、被相続人の妻が飲食店を営んでおり、被相続人が生前、その店を手伝うこともあったそうです。
一方で、被相続人は過去に運送業を自営業として営んでおり、その際に多額の借り入れをしていたことが分かっていました。
現在、具体的な負債の存在は明らかではないものの、「どこかに借金があるかもしれない」という懸念から、依頼者は相続放棄を決断されました。

解決に向けた当事務所のアドバイス・対応

相続放棄を検討する際には、プラスの財産とマイナスの財産(負債)を正確に把握することが重要です。今回のケースでは、現時点で明確な負債が判明していない状況だったため、当事務所は以下のような選択肢をご提案しました。

相続放棄の期限延長を申請し、その後に財産調査を実施する方法

もしプラスの財産が多くあった場合、相続放棄をしてしまうと取り戻すことはできません。
そのため、相続放棄の期限を延長した上で慎重に財産調査を行う選択肢も考えられます。

相続放棄の即時申立てを行う方法

被相続人の生活状況を考えると、資産よりも負債が多い可能性が高いため、そのまま相続放棄を進めることも合理的な選択肢でした。

 

依頼者と協議した結果、「おそらくプラスの財産はほとんどないだろう」との判断に至り、期限内に間に合うように速やかに相続放棄の申立てを行うことになりました。

しかし、依頼者は平日仕事をされており、必要書類(戸籍謄本など)の取得に時間がかかる懸念がありました。
そこで、裁判所と綿密に連携を取り、書類の追完(後から提出すること)が可能か確認した上で、申立書を作成し、必要書類を準備・提出しました。

解決にあたってのポイント

限られた時間内での迅速な手続き

期限まで3日しかない中、必要な書類の準備や委任状の取得を迅速に行い、スムーズに手続きを進めました。

裁判所との緊密な連携

事前に裁判所へ相談し、必要な手続きを確実に進められるよう調整しました。
特に、戸籍謄本の取得に時間がかかる点を考慮し、書類の追完を認められるか確認できたことで、スムーズに申立てを完了できました。

依頼者の状況に合わせた柔軟な対応

平日は仕事で動けない依頼者の事情を考慮し、可能な限り事務所側で手続きを進め、依頼者の負担を軽減しました。

 

今回のケースでは、相続放棄の期限が非常に迫った状況の中、迅速な対応を行うことで無事に期限内に手続きを完了することができました。
相続放棄を検討する際は、財産調査を行う余裕があるか、また手続きの期限がどの程度迫っているかを考慮することが重要です。

相続放棄の手続きは時間との戦いになることも多いため、早めの相談が重要です。
当事務所では、相続に関するお悩みについて迅速かつ適切に対応いたしますので、ぜひご相談ください。

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