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解決事例一覧

使途不明金が存在した遺言執行において、迅速な調査と手続きで解決できた事例

2025.03.07
年齡 70代
ご相談者様の状況 その他(遺言執行者としての業務)
遺産の種類 不動産/現金・預貯金
ご相談分野 遺言執行/相続人・遺産調査/相続登記
担当弁護士 國丸 知宏
解決までの期間 10ヵ月

ご相談時のご状況

本件は、以前当事務所にて公正証書遺言の作成をご依頼いただいた案件です。当事務所が遺言執行者として選任され、被相続人が遺した不動産や預貯金などの財産(以下、遺産)の管理・分配を円滑に進めるためのサポートを行いました。

相続人は、同居していた配偶者(妻)と、遠方に住んでいる息子さんおよび娘さんの3名で、普段の連絡は息子さんが中心となっていました。

しかし、預貯金の調査を進める中で、被相続人の死亡日以降に不自然な出金が確認され、その出金の使途や正当性に疑問が生じました。
相続人の皆様にとっても気になる問題であったため、速やかに調査し、必要な対策を講じることが求められました。

解決に向けた当事務所のアドバイス・対応

戸籍の収集と相続人の確定

まず、被相続人の戸籍資料を収集し、法定相続人を正確に確定しました。これにより、相続手続きの基礎データを整え、相続人の皆様への説明を明確に行い、手続きの透明性を確保しました。

被相続人の財産調査

不動産や預貯金をはじめとする被相続人の遺産全体を調査し、それぞれの財産の状況を詳しく把握しました。特に、預貯金の動向については細かく精査し、死亡後の出金記録を確認することで、不明金の出所や取引の正当性を慎重に検証しました。

死亡後の出金に関する不明金の確認

死亡後に行われた出金について、その原因と使途が適切であったかを徹底的に調査しました。その結果、被相続人と同居していた妻が葬儀費用などの支払いのために出金していたことが判明しました。
さらに、出金の具体的な用途や領収書などの裏付け資料を整理し、相続人の皆様へ詳細にご説明しました。その結果、他の相続人の皆様にも正当な出金であることをご理解いただき、安心していただくことができました。

登記手続きの同時進行

相続手続きに必要な登記手続きを並行して進めることで、手続きにかかる時間を短縮しました。これにより、相続財産の漏れや不備を防ぐとともに、関係機関との連絡や調整がスムーズに進み、手続きをより円滑に進めることができました。

解決にあたってのポイント

遺言執行者としての適正な業務遂行

遺言執行者として、当事務所は責任を持って業務を遂行しました。その結果、遺産管理における漏れや手続きの不備が一切なく、円滑に相続手続きを進めることができました。

司法書士部門との連携による迅速な対応

当事務所には司法書士部門が併設されており、登記手続きなどの法的手続きも外部に委託することなく社内で完結できました。そのため、全体の手続きが大幅に迅速化されました。

随時の進捗報告で安心感を提供

相続手続きの進捗状況を定期的に相続人の皆様へ詳細にご報告することで、安心して手続きをお任せいただける体制を整えました。

このように、当事務所の充実したサポート体制は、相続や遺言執行に関するお悩みを抱えている方々にとって、大きな安心材料となります。相続手続きや遺言執行に関して不安がある場合は、ぜひ一度当事務所にご相談ください。確かな実績と専門的な対応により、皆様の大切な財産を守り、円滑な相続手続きの実現に向けて全力でサポートいたします。

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