身内や親族が亡くなると、相続の手続きと併せて、遺品整理を行う必要があります。
遺品の整理は相続の手続に必要な重要書類などを探し出すことも兼ねているため、並行して進むことになります。
故人が何も整理をせずに亡くなった場合、何から整理を始めたらよいか分からず、多くの人がお手上げ状態になってしまうことがよくあります。
なので、まずは「やることリスト」を作成し、相続手続きのおおまかな計画を立てましょう。
相続の手続によって、期限が設定されている手続もあるため、遺品整理を終わらせる期限を決めて取り掛かる必要があります。
手順①いつまでに遺品整理及び相続手続きを終えるのか期間を設定する。
<主な相続手続きの例>
・不動産登記の名義変更
・車の名義変更、廃車手続き
・銀行の名義変更、解約手続き
・生命保険の手続き 等
手順②誰が担当するのか・いつまでに何を行うのか、相続関係者内で分担する。
手順③遺品を必要品・不用品に仕分け、処分する遺品に関しては、引き取り手や処分方法を検討する。
次に、相続手続や必要な重要書類を間違って処分することを防ぐため、相続手続に必要な書類関係は区別して保管しましょう。
特に不動産の契約書や証書関係は、相続の手続時に必要になることがあります。遺品整理の際に誤って破棄しないように注意しましょう。
実際に、遺品整理を身内だけで行うとなると、家が遠方にあることや仕事上の都合等により時間的猶予が限られていることや、あるいは遺品の数が多いという様々な外因により、遺品整理が計画通りに進まないケースがあります。このような場合、「遺品整理士」に依頼することで、遺品の整理を手伝ってもらえるため、負担を軽減することが可能なので、依頼することも一つの手段です。