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弁護士コラム

贈与税はどうやって計算するの?

2020.03.31

贈与税の金額を計算するには、まず贈与税の課税対象となる金額を算出する必要があります。
贈与税の基礎控除額は年間110万円までとされており、贈与金額が1年間で110万円以下である場合は贈与税を支払う必要がありません。そのため、贈与金額の合計額から基礎控除100万円を差し引いた金額が、贈与税の課税対象の金額となります。


課税対象となる金額の算出ができたら、その金額に税率を乗じ、控除金額を差し引いた金額が贈与税の金額となります。


贈与税率と控除額は、課税対象となる金額に応じて異なります。また、一般的な生前贈与と、両親や祖父母等の直系尊属から20歳以上の子供又は孫へ贈与する特例贈与では税率が異なります。

【一般贈与税率】

課税対象となる金額 税率 控除額
200万円以下 10% なし
300万円以下 15% 10万円
400万円以下 20% 25万円
600万円以下 30% 65万円
1000万円以下 40% 125万円
1500万円以下 45% 175万円
3000万円以下 50% 250万円
3000万円超 55% 400万円

【直系尊属から20歳以上の子供へ贈与する場合(特例贈与財産)】

課税対象となる金額 税率 控除額
200万円以下 10% なし
400万円以下 15% 10万円
600万円以下 20% 30万円
1000万円以下 30% 90万円
1500万円以下 40% 190万円
3000万円以下 45% 265万円
4500万円以下 50% 415万円
4500万円超 55% 640万円

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