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不動産の登記簿謄本を取得する方法

2024.12.18

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不動産の登記簿謄本を取得する方法

不動産登記の登記簿謄本(正式名称:登記事項証明書)は、不動産に関する情報を確認するために非常に重要な書類です。
所有権や抵当権などの権利状況を把握することができ、不動産取引や相続、ローンの手続きなどの手続きの際に欠かせません。
本記事では、登記簿謄本の基本情報や取得方法についてポイントを解説します。

1. 登記簿謄本とは?

登記簿謄本(現在では「登記事項証明書」と呼ばれます)は、不動産の登記情報を記録した書類であり、不動産の基本情報や所有者、抵当権などの権利関係が記録された書類です。
これらの情報は、不動産の法的な状態を確認する上で重要なものとなります。
登記簿謄本には以下の情報が記載されています。

  • 表題部:不動産の所在地や地積(面積)、用途など
  • 権利部(甲区):所有者の情報や所有権に関する事項
  • 権利部(乙区):抵当権や賃借権などの権利に関する事項

 

2.登記事項証明書の種類

登記事項証明書には以下の種類があります。
それぞれの証明書の内容と目的に応じて選びましょう。

全部事項証明書
物件に関するすべての登記情報を含むものです。
現在事項証明書
現在効力を有する情報のみを記載したものです。
閉鎖事項証明書
過去に閉鎖された登記記録を証明するものです。

3.登記簿謄本を取得する方法

登記簿謄本は、法務局またはオンラインで取得することができます。
以下に具体的な手順を説明します。

(1)法務局で取得する方法

法務局の窓口で登記簿謄本を取得する場合、次の手順で進めます。
①法務局に出向き、窓口で申請書を記入する
法務局に設置されている「登記事項証明書交付請求書」に必要事項を記入します。
記入例は窓口に掲示されていることが多いです。
②手数料を支払う
手数料は、登記事項証明書1通につき600円(収入印紙)です。
窓口で収入印紙を購入し、請求書に貼付します。
③証明書の受け取り
手続き完了後、その場で証明書を受け取ることができます。

一部の法務局には証明書発行請求機が設置されており、この機械を利用して登記事項証明書を請求することも可能です。
発行請求機を使用することで、申請書を手書きする手間が省け、待ち時間も短縮できるため、よりスムーズに手続きを進められます。

(2)オンラインでの取得

オンラインで登記事項証明書を取得するには、法務省が提供する「登記・供託オンライン申請システム」を利用します。
この手続きにより、自宅やオフィスから申請が可能で、郵送で証明書を受け取ることができます。
申請手数料は1通あたり500円です。
クレジットカードやインターネットバンキングを利用して電子納付を行います。
オンライン請求は、法務局に行く時間がない方にとって便利な方法です。

不動産の登記簿謄本を取得する方法

4.最後に

不動産登記の登記簿謄本(登記事項証明書)は、不動産の権利関係を確認するために必要不可欠な書類です。
取得方法は法務局での手続きとオンライン手続きの2通りがあります。
それぞれの方法を理解し、必要な場面でスムーズに取得できるよう準備しましょう。

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