弁護士コラム

2019.01.23

もし、どちらかが再婚した後、亡くなってしまったら…

もし、不動産の共有名義を解消しないまま離婚した場合、その後、再婚や相続でさまざまな問題が発生してしまうことがあります。
例えば、離婚後どちらかが再婚した後に死亡すると、死亡した方の持分が複数の人に相続される可能性があります。そうなると、不動産の所有者が増え、権利関係が複雑になり、不動産売却時にますます全員の承諾を得にくくなります。

また、住宅ローンを完済したからと言って安心は出来ません。
住宅ローンを完済した後であっても、元配偶者が共有持分を担保にして借金をするケースや、税金滞納により不動産を突然差押えられてしまう可能性があるのです。

このように問題が起こってしまうと、メリットある共有名義がデメリットしかない共「憂」名義になりかねません。

 

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