ご相談時の状況
ご相談の経緯
地方都市を中心に複数拠点を展開するBtoBサービス企業(従業員約60名)から、プロマーケット上場を検討しているというご相談をいただきました。
事業自体は安定的に成長しており、売上規模や取引基盤も一定水準に達していたことから、
経営陣の間で「次の成長ステージとして上場を視野に入れたい」という意向が共有されていました。
社内状況の課題感
上場準備として何から手を付けるべきかについては社内で明確な整理ができておらず、
「自社は現状どこまで整備ができているのか」「どの分野にどのくらいの時間と負荷がかかるのか」といった点が見えないまま、検討が足踏みしている状態でした。
J-Adviser/F-Adviserに相談することも選択肢としては挙がっていましたが、「まだ準備不足ではないか」「何も整理できていない状態で相談してよいのか」という不安が先立ち、具体的なアクションに踏み切れずにいました。
当グループでのご提案・実行支援
無料相談時のご提案
初回相談にて、上記に記載をしている課題感をヒアリングさせていただき、J-Adviser/F-Adviserへの相談タイミング等、企業側の疑問や不安を言語化するところから始めました。
ヒアリングをしていくなかで、「課題が漠然としている状態」を解消することが最優先であると判断し、プロマーケット上場特化スモールDDを実施することになりました。
スモールDDの実施
スモールDDを行った結果、これまで社内では大きな問題として認識されていなかった点についても、上場準備の観点から見ると整理が必要な論点が複数あることが明らかになりました。
例えば、株式・資本管理の分野では、創業期からの株主構成について整理が十分でなく、株主名簿の整備や過去の株式移動の経緯について、どこまで説明可能な状態にしておくべきかが曖昧でした。
契約面では、主要取引先との契約書式が複数存在し、更新管理や例外的な条件の整理が不十分な点が確認されました。
労務面でも、就業規則は存在しているものの、拠点ごとの運用にばらつきがあり、勤怠管理や残業申請のフローについて説明可能性に課題があることが分かりました。
これらの確認結果については、単に指摘事項を列挙するのではなく、なぜその点が上場準備上の課題になるのか、どの程度の優先順位で対応すべきか、現実的にどの段階で整備すればよいかを整理したレポートとして納品しました。納品後には内容を一つずつ確認しながら、上場準備の初期段階で目指すべき整備水準をすり合わせました。
結果と今後の動き
スモールDDを通じて、上場準備に関する課題が具体的な論点として整理され、社内での認識が大きく変わりました。それまで漠然としていた不安が、「どの分野に、どの程度の課題があり、何から着手すべきか」という形で言語化されたことで、上場準備に向けた議論が前向きに進むようになりました。
今後は、まずは社内での最低限整備すべき内容について調整をしていただいた後、J-Adviser/F-Adviserに相談していただき、今後の進め方のスケジュールを策定する予定です。
