個人の価値を株式のように売買する「VALU」や中古品を手早く現金化する「CASH」などインターネットの新サービスの見直しが相次いでいる。
「VALU」は個人が自身の価値をネット上で「VA」と呼ぶ単位で売り出し,その個人を応援したい希望者が仮想通貨のビットコインで購入する。発行者の活動実績などでVAの価値は日々変動し,購入者もVAを売買することで差額の利益を得られる。昨年8月中旬に人気ユーチューバーが売り逃げ騒動を起こし,ツイッターで批判を浴びた。今回は詐欺罪の可能性も指摘されるが,VAの売買に仮想通貨を使う以上,同じ問題が起きてもインサイダー取引や風説の流布といった解釈を当てはめにくい。
また,中古品換金サービスの「CASH」は,返金手数料を支払って取引をキャンセルできる機能について,免許を持たない質屋や貸金業に当たると批判された。現在キャンセル制度は廃止されたが,盗品や偽ブランドの出品を防ぐ仕組みはできていない。
「VALU」も「CASH」も,個人のニーズを捉えたサービスで注目されましたが,利用者が損害を被ったり法律違反を指摘されたりして,見直しを余儀なくされています。前例のないサービスに混乱は付き物ですが,インターネット上の取引では,上記のような違法性の疑いのあるものや,ユーザーが損害を受けることが少なくありません。
当事務所は新規法律相談を無料で承っておりますので,インターネット上のトラブルに巻き込まれた方は,お気軽にご相談ください。 福岡市内の方だけでなく,那珂川・春日・大野城・大宰府・糸島・飯塚など福岡市近郊でお悩みの方々もお気軽に相談予約専用フリーダイヤル(050-5799-4484)までお問い合わせください。