銀行によるカードローン残高が消費者金融業者の2倍強に達している。2017年3月末は前年同月比9%増の5兆6千億円だった。
法律で利用者の年収の3分の1までしか貸せない消費者金融を尻目に,銀行はカードローンに傾斜している。
一方で,2016年の個人破産申請件数は13年ぶりに増加しており,銀行による貸し過ぎが自己破産を誘発しているとの指摘がある。
全国銀行協会は今年3月,利用者の返済能力を正確に把握し,貸し過ぎを防ぐための自主規制を申し合わせているが,「銀行が手を引いても資金需要はなくならず,再び闇金融が横行しかねない」との意見もある。
銀行が貸金業法の規制を受けないことや,銀行に対する社会的信頼,借りる手続の簡便さから,銀行によるカードローンの利用者数は増加の一方を辿っています。
しかし,当然ながらカードローンも借金の一種であり,利用をすればそれだけ負債が増えることになります。
借り入れを行う前に返済計画を立てるべきことはもちろんですが,結果として借入れ後返済ができなくなってしまった方は,できるだけ速やかに任意整理や破産,再生等の手続きをとり,社会生活維持のため負担を軽減すべきです。
当事務所ではこういった多重債務に関するご相談も承っておりますので,お気軽にご相談ください。
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