国の安全基準を満たさないチャイルドシートがインターネット上で販売されている。認証を受けたシートより格安で、3~4年前から出回っている。国土交通省が安全検査を実施したところ、強度が低く事故の衝撃に耐えられないことが判明。同省は検査の様子を動画で公開するとともに、認証を示すマークがあるシートを購入するよう注意を呼び掛けている。
国交省は、座席やベルトの耐久性について道路運送車両法に基づく保安基準を規定しており、国の専門機関が試験を実施。認証品には国際基準の「Eマーク」や国の「自マーク」が付いている。 一方、マークがついていない未認証シートが近年出回っている。「持ち運びに便利」「中国メーカー製品ですが、中国の交通安全協会認定 安心な商品です。」等とうたった未認証シートが複数の通販サイトで取り扱われている。社団法人「日本自動車部品工業会」によると、未認証シートは2~4千円程度で売られており、1万円以上数する認証品と比べ格安だ。認証品は強化プラスチックを内蔵しているが、格安品は大部分が布製、ベルトの固定部分も金属製ではなくプラスチック製、取扱説明書もないという。
道路交通法は6歳未満の子供に基準を満たしたチャイルドシートの着用を義務付けています。基準を下回るチャイルドシートの場合、着用していたとは認められません。交通事故が生じた場合は、安全性が不十分のために子供に対する損害が拡大するのみならず、チャイルドシートを着用していなかったとして過失相殺される可能性があります。
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