児童虐待への対応強化に向け,家庭裁判所の関与強化を柱とする児童福祉法改正案が6月1日,衆院本会議で全会一致により可決された。
家裁が保護者への指導を児童相談所に「勧告」できるようにし,児相の指導に実効性を持たせるのが狙い。
ただ6月18日が会期末の今国会で成立するかは不透明。
現制度でも,児相に対し,虐待が原因で家庭での養育が難しいなどと判断した場合,家裁に里親委託や施設入所を申し立てる権限を認めていますが,
改正法案では,申し立てを受けた家裁が,家庭環境の改善や親子関係見直しの余地があると考えれば,保護者を指導するよう,都道府県などを通じて児相に勧告するよう規定されます。
一方の親が児童虐待をしている場合は,他方の親に親権又は監護権が認められることがありますので,児童虐待でお悩みの方は,是非ご相談にいらしてください。
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