虐待やネグレクト(育児放棄)などをした親に対し,全国の家裁が出した「親権停止」の決定が,昨年1年間は83件と過去最多だったことが最高裁の集計で分かった。親権停止は2012年4月に始まった制度で,活用が進んでいることをうかがわせた。最高裁は「児童相談所長による申し立てが増えたことが要因」と分析している。子供本人や親族からを含めた停止申し立ての総数も増加傾向にあり,昨年は初めて200件を超えた。
親権停止とは,虐待やネグレクトがある場合に,子供本人や親族,児童相談所長,検察官が申し立てし,審判で親権を最長2年間停止する仕組みです。
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