2017年の春季労使交渉が本格的に始まった。自動車大手の労働組合が2月15日,ベースアップに相当する賃金改善分として月額3,000円を一斉に要求した。
今年も2月の半ばに差し掛かり,春季労使交渉が本格的に始動し始めました。春季労使交渉についてご存じではない方もいらっしゃると思いますので,説明致しますと,春季労使交渉とは,だいたい毎年3月頃から産業別統一要求を掲げ,あらかじめ設定された闘争日程に従い労働組合が展開する賃金闘争をいいます。
今年も去年に引き続き賃金の月額3,000円アップを要求していますが,今年はより一層の難化が見込まれます。前年も新興国経済の失速などを理由に回答額は半分程度にとどまりましたが,今年は円高による輸出採算の悪化で16年4~12月の連結営業利益は,トヨタが33%減,日産自動車も同14%減っているうえ,トランプ大統領の誕生の影響も無視できないためです。
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