ストーカー対策の一環で加害者に治療やカウンセリングを勧める取組みについて,各警察の働きかけで受診した事例が2016年4~12月に73件あったことが6日,警察庁への取材で分かった。
これは,カウンセリングの受診を勧めたストーカー事例全体の25%にあたります。
我が国では,あくまで任意で行われるため,本人が受診を拒否すれば受診が実現することがないため,全体の1/4という少ない割合にとどまったと考えられます。
ストーカーについては,加害者の心理的要因が他の犯罪よりも多く影響していると思われます。そのため,カウンセリングによって加害者の治療を行うことが今後のストーカー被害の防止に効果的であることは否定できないと考えられます。
また,海外においては,すでに加害者にカウンセリングの受診を義務付けている国もみられることからすれば,より多くの加害者がカウンセリングを受診する環境づくりが求められます。
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