親権者は、未成年者を監護するためにその責任者として定められた者なので、その親権者が子に対する監護権を有し、監護権者となるのが通常です。
したがって、このような原則的な場合には、親権者と監護権者は一致しますので、あえて親権、監護権という必要はありません。
しかし、様々な理由で、父母の一方を親権者、他方(場合によっては第三者)を監護権者に指定することもあります。
監護権者を指定するか否かは、子の利益に適うかという観点から判断されることになります。
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