事業者はまず、情報漏えいなどを防止するために、マイナンバーや特定個人情報を含むファイルを扱う情報システム、機器などを管理する領域及び担当者が事務を行う領域を明確にします。
前者を「管理区域」後者を「取扱区域」と言い、「管理区域」についてはできるだけ隔離するなどの物理的な安全管理措置が求められます。
「管理区域」として一定の区域を区分できる場合には、ICカードなどによる入退室の管理、持ち込み機器の制限などの対策も重要です。「取扱区域」については間仕切りの設置、座席配置の工夫などにより担当者以外からできる限り遠ざけるなどの対策を講じてください。
次に事業者は、マイナンバーや特定個人情報を取り扱う電子媒体・書類などについて、施錠可能なキャビネットに保管するなど、盗難・紛失防止対策を講じる必要があります。
また、これらの電子媒体・書類などを持ち出す場合の情報漏えい防止対策を講じなることも重要です。
例えば電子媒体の場合、データの暗号化やパスワードによる保護など、書類の場合は厳封、目隠しシールの貼付、簡易書留などの追跡可能な輸送方法の選択などが考えられます。
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