経費は売上を上げるために使うものとお伝えしたのですが、そうすると「パソコン」や「椅子」などの資産も、売上との対応関係が存在するものと考えられます。
では、これらの資産は経費とすることもできるのでしょうか?
答えは「できる」です。
ではなぜ、支払ったお金を資産と経費に分けなければならないのか。
それは、「資産」は経費と違って、何年間も「売上を上げるため」に使い続けることができるからです。つまり、資産は存在する限り売上との対応関係が続いていくのです。
「資産」を経費にする方法として、まず「もの」をいったん資産にし、そこからその年の売上と対応関係のある分だけを経費として、それを毎年繰り返していきます。これを「減価償却」と呼びます。
毎年、減価償却を繰り返すのですが、何年間、経費として使えるのかは誰にも分からないため、目安が法律で定められていて、これを「耐用年数」といいます。ネット等で検索すると知ることができるので、参考にしてみて下さい。
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