企業型確定拠出年金とは

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企業型確定拠出年金(企業型DC)とは?

企業型確定拠出年金(企業型DC)は、企業が毎月一定額を掛金として積み立て、その資産を従業員自身が運用商品の中から選択して運用し、将来の年金原資を形成する制度です。大きく次の3点がポイントです。

掛金の拠出方法

掛金の拠出方法については、大きく分けて2つの方法があります。

固定拠出型

企業が掛金額を一律に設定し、従業員は運用商品の選択のみを行います。

選択制拠出型

企業が拠出する上限額を定め、従業員がその範囲内で自己拠出額を自由に設定できます。ライフステージに応じて掛金を増減できる柔軟性が魅力です。

運用の自由度

国内外の株式型ファンド、債券型、バランス型、元本確保型まで、多彩な商品ラインナップから自らのリスク許容度や投資方針に合わせてポートフォリオを組めます。たとえば「株式50%+債券50%」のように組み合わせることで、価格変動リスクを抑えながら運用できます。

受給方法と税制優遇

受給方法は「一時金(一括受取)」または「年金形式(分割受取)」から選択可能です。

一時金(一括受取)

年金資産をまとめて一度に受け取る方法です。受給時に退職所得として扱われ、退職所得控除の適用を受けた後の金額の1/2が課税対象となります。

年金形式(分割受取)

受給開始後、一定期間または終身にわたり年金のように分割で受け取る方法です。公的年金等の雑所得として扱われ、公的年金等控除が適用されます。税負担を平準化しながら長期的に資金を受け取りたい場合に適しています。

どちらを選ぶかで税制上の取り扱いや手取り額が変わりますので、退職後のライフプランや税負担を踏まえて選択することをおすすめします。

税制優遇は「拠出時」「運用時」「受給時」の三段階にわたります。

■拠出時:掛金に応じて、所得税・住民税・社会保険料額が減額
■運用時:運用益が非課税
■受給時:一時金は退職所得控除、年金形式は公的年金控除が適用

これまで従来型の退職金制度では実現しづらかった「自分で運用設計を行う」資産形成手段を組織として提供できる点が、企業型DCの最大の特長です。

企業型確定拠出年金導入による企業側のメリット

企業にとって、企業型DCを導入する主なメリットは以下のとおりです。

福利厚生の強化による人材定着

従業員は将来の資産形成手段を自ら構築できるため、エンゲージメントが向上します。特に若手社員や管理職の離職率低減につながるケースが多く、採用市場での競争力向上にも寄与します。

法人税軽減・退職金制度との併用でコスト最適化

企業が拠出した掛金は全額が損金と認められるため、税負担を軽減できます。また、既存の退職金制度と組み合わせて設計することで、長期的なキャッシュアウトを平準化し、企業財務の安定化に貢献します。

企業型確定拠出年金導入による従業員側のメリット

従業員にとっての企業型DCを利用するメリットも多岐にわたります。

自助的な資産形成機会の提供

従業員自身が投資判断を行うため、主体的に資産形成を行うことが可能となります。

三段階の税制優遇

■拠出時:掛金に応じて、所得税・住民税・社会保険料額が減額され、毎年の実質負担が軽減
■運用時:投資信託等の分配金や値上がり益が非課税で再投資に回せる
■受給時:一時金は退職所得控除、年金形式は公的年金控除がを活用し、所得税・住民税負担を最小化

給付額の透明性

マイページや年次報告書で累計拠出額、運用実績、見込給付額を随時確認できるため、自らの老後資金計画を具体的にイメージしながら運用ができます。

導入に関するご相談やご質問はNexill&Partnersへ

Nexill&Partnersでは、企業型確定拠出年金の導入支援を行っており、
就業規則改訂を含めた制度設計から運用開始後のフォローアップまでサポートをいたします。
その他労働環境の整備についても、グループ内の弁護士・社会保険労務士と連携することでワンストップで対応が可能です。
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